11月8日 伊丹市役所でフードドライブを実施しました。

 「ボランティアグループ食deつながろ」と協働で伊丹市の食品ロス削減に取り組む「ストップ!!食品ロスいたみ」の活動も2年目となりました。コロナウィルス流行のため、これまで計画通りの事業を進めることが難しく、計画しても中止を余儀なくされていましたが、感染が収まってきたこともあり、活動を再開しました。
 この日は伊丹市役所でフードドライブを行いました。市の広報紙1面に関連記事が掲載されたため、市民からの食品提供は昨年の倍以上の145kgも集まりました。初めて持参してくださった方が多かったですが、中には毎回必ず持参してくださる常連さんもいらっしゃいます。提供品はコロナで自宅飲みが増えたためか、ビールの箱に景品としてつけられたインスタントラーメン、ルー、サラダ油などが目立ちました。 当会はミニ啓発講座を担当しました。食品工場やスーパーなどから廃棄される食品の写真を見てもらい、食品ロス削減に自分たちでできることを一緒に考えました。

集まった食材・食品とミニ啓発講座の様子

西宮市消費生活出前講座で西宮市義務教育学校に行きました。

 西宮市にある小中一貫校の西宮市義務教育学校より「トライやる・ウィークの活動の1 つとして、生きる力につながる活動を行うため」という目的で出前講座の依頼があり、10月18日に中学校2年生相当の8年生に「プレゼントの値段」と「どんなおやつ食べてるの?」(C・キッズ名称は「おやつ調査隊」)を同時時間帯にそれぞれ別講師が60分授業を実施しました。
 「プレゼントの値段」は、45分授業の内容に「お金で投票」を深く学ぼう!ということで、パワーポイントを使ってSDG‘s・エシカル消費・バイコットとボイコット・消費者市民社会までの話を加えて授業を行いました。少し難しい内容かと思いましたが、しっかり聞いてくれ、アンケートにも「日常的消費で社会的課題の解決に貢献する方法を知った」や「自分が世界のこと、環境のこと、人のこと、地域のことを考えて買うことで良い世界になることがわかった」などと理解してくれた内容が書かれていました。小学校での依頼が多い講座ですが、中学生ではより深い内容を学ぶことができると思いました。
 「おやつ調査隊」は、はじめに菓子・飲物に含まれる砂糖当てクイズで「これらには意外とたくさんの砂糖が入っていること」に気づいてもらいます。その後、自分たちが持ってきたお菓子のパッケージを見ながら表示の見方を学んで、表示は私たち消費者に色々な情報を発信してくれているものなのだと締めくくります。アンケートには「何も知らずに食べているのと、知っていて食べるのでは全然ちがうのだなと思いました。普段何気なく食べているものにも興味・感心をもって楽しく食べていきたいです」「普段食べているお菓子のパッケージのうしろなんて見ないので、勉強になりました。これからは、1目見ようと思いました」などの感想があり、表示の大切さを分かってもらえたようです。

プレゼントの値段
おやつ調査隊

とよなか障害者就業・生活支援センター はたらき続けるための講座で「じょうずな洗濯」を実施

 9月23日にとよなか障害者就業・生活支援センター主催の第39回はたらき続けるための講座で「上手な洗濯」を実施しました。とよなか障害者就業・生活支援センターでは、2011年から講座をさせていただいており、今回で25回目になります。緊急事態宣言下でしたが、参加者16名が距離をとって着席することができる広い会場でしたので安心して講座が行えました。
 まず、洗濯の失敗例を見て表示の大切さを知ってもらい、各自が持ってきた服の表示を見ながら「このマークは何を表していると思いますか?」などとやりとりをしながら進めていきました。中にはとても詳しい方もいて感心しました。ひととおり説明した後は「洗濯マークかるた」でおさらいをしましたが、ちょっと難しい読み札には悩んでいる方もいました。最後に4人の受講生に洗濯物を干すワークに取り組んでもらい、それぞれ干した後に干した人からは工夫した点のコメントを聞いて、見ていた人からの意見をもらいまいた。「Tシャツは首からではなく下からハンガーを入れるように習ったのでいつもやっている」「ズボンは風が通るように干している」などと活発に意見が出てきて、日ごろから自分で洗濯をされている様子もうかがえました。

洗濯マークかるた
洗濯物干しのワーク

豊中市の小学校で「コンビニ食ってどんな食?」を実施

 この講座は当会を代表する講座の1つで20年近くコンスタントに依頼があり、この日は豊中市の小学校6年生2クラスに行いました。
 実際のコンビニ食を写真に撮りカードにしたものを黒板に貼り、仮想コンビニをオープンさせ児童は昼食に食べたいものを選びます。選んだメニューの成分を表で確認し、成分表に書かれている数値を使ってレーダーチャートを書きます。レーダーチャートは栄養成分を見える化することで足りないものや多すぎるものが一目で分かります。何人かの児童に書いたグラフについて発表してもらい、意見を聞きます。食べたいものを選んで書いたグラフはなかなかバランス良くはいきません。そこで、3つのお皿(食べ物の3つの働き)を通してバランスよく食べる大切さや、コツなどを紹介。最後に食べ物の言葉クイズで締めくくります。
 アンケートの感想では多くの児童から「今後の食生活を気をつけたい」「栄養バランスを考えてコンビニ食を買おう」とあり、なかには「何が入っているか書いてあるところを見て、コンビニ食を買おうと思った」と言うのもありました。また教員のアンケートでは「栄養について学ぶのにコンビニメニューから選べるところも興味をもちやすくわかりやすかったです。」とのコメントがありました。

なぜ、バランスの取れた食事が良いのか、食べ物の3つの役割を3つのお皿で説明。 どんな食べ物がどのお皿に入るのかを食品カードを見せ、児童から答えを求める。
バランスよく食べるためのコツの1つ 「いろんな色、いろんな味のものを食べよう」 の説明

くらしの教員セミナーで模擬授業を実施しました

 豊中市の委託事業の一環として、教職員を対象にしたくらしの教員セミナーが開催されました。食料自給率をテーマにした「近くのものからいただきま~す!」の模擬授業を実施しました。
 「近くのものからいただきま~す!」は食料自給率がテーマです。今回は中学生向けの授業の実施でしたが、プログラム自体は内容を掘り下げたり、ワークショップを取り入れたりすることにより、一般向けにも対応できる内容です。2年前に改訂したグッズのお披露目の講座ともなりました。世界のあちらこちらから食べ物が運ばれてくることを示す地図、大阪の特産品に関するクイズなど参加者も知らない内容もあり、興味深く受講して頂けたようです。

クッキーを例に食料自給率のイメージをつかむ
メッセージカードや写真、世界地図で視覚に訴える

神戸こどもエコチャレンジ21倶楽部主催事業の児童館出前エコ教室を実施

 8月25日神戸市の児童館で環境講座「カイタローくんとエコちゃんの夏休み」を実施しました。このプログラムは、講座タイトルのネーミングが良いのか、巨大イグアナのぬいぐるみのイグーや特大絵日記が人気なのか、毎年依頼がある講座です。
 絵日記を見ながら、日常生活について環境に良い行動はどれなのかと、子どもなりに考えて、考えたことを伝える という深い内容の講座になっています。「なぜ、これを選んだの?」と聞くと、なんとなく決めたり、他者のまねをしたり、先に説明してくれた子の言葉で気づきができたり、発見があったリ・・・と、子どもの答えは様々です。思ったことを上手に説明するのは大人でも難しいことですが、考えることが大事で、伝えようと言葉を選ぶその行為が学びにつながると思っています。
 講座では、順番に前に出てきて、「どの行動が環境に良いか」を選んでもらいます。それまで騒がしかった児童も自分の番になると緊張して発表する姿がとても可愛らしかったです。終わってから片づけをしていると、先に講座の終わったクラスの子どもたちが寄ってきて、イグーを触ったり、作成したガイドブックを見せて「ほら!イグーが飛び出すでしょう♪これ僕の宝物」と言ってくれました。最後は、みんなでお見送りをしてくれて「また来てね!」の言葉をもらって児童館を後にしました。

最初にイグ―ダンスを練習します
どの水やりが環境に良いのかな?
捨てられたイグーがこんなに大きくなって登場!!

西宮の育成センターで「どんなおやつ食べてるの?」を実施

 西宮市の学童では、はじめての消費生活関連講座でした。伊丹市学童で出前講座を利用した経験のある指導員の先生が西宮市に移られ、西宮市でも講座を実施したいと消費生活センターの出前講座の中から見つけて依頼してくださったのです。当初の講座日8/18は、大雨警報が発令され中止になってしまいましたが、すぐに「代替え日を設定して実施したい」と連絡をいただき、先生の熱い想いのおかげで講座を実施することができました。
 80名ほどの子どもたちが在籍しているので、講座は2回に分けて実施しました。子どもたちはとても元気で、お菓子や飲み物に入っている砂糖あてクイズでは次々と声が上がり、講師の声がかき消されるくらいでした。後半の〇×クイズは、子どもたちは全身を使って〇、×を出してくれました。空いている広い部屋を使用したので、マスクをしていると声が届きにくく、マイクを借りていればと反省しました。

甘い飲み物の砂糖の量にビックリ!
エネルギーの話に聞き入っています。
最後は〇×クイズで復習

2021年夏休みの学童講座始まる!Let’sトライ 省エネすごろくfor kids

 この夏の宝塚市放課後児童クラブ講座が今日から始まった。会場は宝塚駅から近い保育園内にある学童。「すごろくのコマやサイコロは子どもたちが触ってもいいのか?」「サイコロを投げるときには声を出してもよいのか?」とコロナ禍のなか、気になることは事前に相談し、許可を得て講座に臨んだ。
 導入の紙芝居「地球環境ハカイダスVSエコ太一家」では、最後のハカイダスの大暴れに子ども達は大きく反応してくれ、講師も大満足。地球環境悪化の話では、ホッキョクグマと足元の小さな氷、うみ亀にからまるゴミ袋の写真などを紹介した。今日の講座が、省エネすごろくのマスにもある「誰も居ない部屋の電気を消す」など、自分の身近なことから省エネに取り組むきっかけになれば嬉しい。
 コロナ禍のなか2年ぶりの学童での講座で心配したが、混乱なく講座を進めることができてホッとした。

篠山コープ委員会「準備はOK?安心老後」

 この講座では、まだまだ元気な60歳を基準に設定して、現役時代からの変化に上手く対応することで次のステージを安心して過ごすにはどうしたらよいのかを考えます。講座の主人公は受講者の皆さんです。
 最初に今後どんな生活をしたいかを思い描いていただきます。この年代の女性は自分のことよりも、家族を優先して生活している方が多いようですが、ここでは「今後、自分がどんなことをして過ごしたいのか」自分と向き合い書き出していただきます。サラサラと書き出す人、なかなか書けない人それぞれですが、この時間が大切です。次にその夢を実行するために、「今の自分を知りましょう」と生活力と経済力のチェックを行います。生活力チェックがよい人でも、経済力チェックでは全然ダメの人が多いようでした。生活費や健康の管理またコミュニケーションなどの生活は妻が、資産運用や納税・保障などの経済は夫がと役割分担されている家庭が多いからのようです。そこで、資産がいくらあるか、どんな保険に入っているかなど整理し、夫婦で共有すればいざというときに慌てなくてすむこと、家事を主婦任せにせず、夫婦で助け合うのが大事だということをお話ししました。安心して生活をしていくには、起こりうるリスクに備えておくことが大切です。
 一緒に受講されていたコープの職員さんからも「自分の為の講座のようでした!」と満足の感想をいただきました。

KC箕面コープ委員会「税務署では教えない節税のポイント」

 「節税はしたいけれど、なんだか難しそう」と、先ずは思ってしまいます。権利はわかっているけど、どうすればいいのかがよくわからない。そんな心配を少しでも軽くしていただきたいという思いでお話をさせていだきました。
 講座では、節税のポイントを事例を交えながら説明していきます。受講生の中に実際に確定申告をした経験のある方がおふたりいらっしゃったので、お話を伺いました。おひとりは投資をされているようで、5年遡って申告ができることを知り、確定申告をしたということでした。もうおひとりは毎年年金の確定申告をしていらっしゃる方でした。「還付金は数万ですか?」と尋ねると、「二桁です」と、即答でかえされました。「権利は知っているけど、邪魔くさいから・・・とか、聞きにいくのが嫌だから・・・とかで何もしないのは、お二人の例からみても、もったいないです。税務署に問い合わせするのはハードルが高いように思われているでしょうが、今はとても親切に説明してくれますよ」とお話すると、毎年年金の確定申告をされている方からも、「以前の税務署は高飛車な感じはあったが、今はとても親切ですよ」追加のアドバイスをいただきました。申告できるものがあれば、今年は是非確定申告をしてほしいとお話ししました。