伊丹市委託事業「消費生活サポーターフォローアップ講座」を実施しました

 2020年度の消費生活サポーター養成講座修了生を対象に2021年7月15日と12月15日にサポーターフォローアップ講座を実施しました。12月15日は、広く市民の方にも参加していただくオープン講座としました。
 7月15日午前は、スキルアップ講座として伊丹市の地域福祉推進担当兼生活支援コーディネーターを講師に迎え、「市民目線の見守り活動」について紹介していただきました。次に行った「楽しい消費生活講座」では、『どこがいけないの?それって法律違反?』と題して、「ネットトラブル」「訪問購入」「不当勧誘」のロールプレイを行いました。それぞれの問題点を考え、特定商取引法や消費者契約法など身近な法律を学んでいただきました。
 午後からの「啓発の手法を学ぼう!」では、まずクイズや替え歌、スゴロクなどを使用したミニ講座を2本と紙芝居を紹介しました。その後、ミニ講座を参考にして、オリジナル教材作りに挑戦していただきました。

★ミニ講座「相談しよう!ひとりじゃない」の講座風景★
 この講座では川柳、替え歌、手遊び、事例紹介などを紹介
★ミニ講座「悪質業者にまけんぞう!スゴロク」の講座風景★
 この講座では、スゴロク、うちわ、○×クイズ、替え歌を紹介

 教材作りは、コロナ感染が拡大したためグループワークが難しくなり、個人で行うことになりました。アンケートでも、「教材作りはみんなでやりたかった」とのコメントがありましたが、それでも「替え歌」や「クイズ」などオリジナル教材の力作ができあがりました。

★自作の教材を紹介する消費生活サポーター★
 教材作りで「替え歌」を作成
★自作の教材を紹介する消費生活サポーター★
 教材作りで「○×クイズ」を作成

 2回目は12月15日に「よくばり講座」と銘打ち3講座を行いました。

1つ目の講座
★当会のメンバーによる「グリーンコンシューマーになろう」★
SDGsやグリーンコンシューマー10原則から、環境を大切にする消費者になるための工夫を学びました。

2つ目の講座
★ひょうご消費者ネットの元理事長、山﨑弁護士による「適格消費者団体ってな~に?」熱弁する山﨑弁護士
「消費者被害を減らすには2つしか方法がない。1つは『電話勧誘や訪問勧誘を取りしまることを法制化する』もう1つは『見守りネットワーク』この2つをしっかりやれば必ず消費者被害は減る」と熱く語られました。専門家集団が泣き寝入り防止活動をボランティアで行っていることを知り、講座後に「是非!ひょうご消費者ネットを応援したいので寄付をしたい」と申し出る方も居られました。
3つ目の講座
★当会メンバーによる「しっかり読み取る食品表示」★
加工食品のパッケージを見ながら食品表示のルールなどを学びました。

 最後に7月15日にサポーターの皆さんが作成した教材の「替え歌」や「クイズ」を3名のサポーターが受講生の前で発表してくださいました。そして、会場の皆さんもクイズに答えたり、一緒に歌ったりして消費生活サポーターフォローアップ講座を楽しく締めくくることができました。