この夏の宝塚市放課後児童クラブ講座が今日から始まった。会場は宝塚駅から近い保育園内にある学童。「すごろくのコマやサイコロは子どもたちが触ってもいいのか?」「サイコロを投げるときには声を出してもよいのか?」とコロナ禍のなか、気になることは事前に相談し、許可を得て講座に臨んだ。
導入の紙芝居「地球環境ハカイダスVSエコ太一家」では、最後のハカイダスの大暴れに子ども達は大きく反応してくれ、講師も大満足。地球環境悪化の話では、ホッキョクグマと足元の小さな氷、うみ亀にからまるゴミ袋の写真などを紹介した。今日の講座が、省エネすごろくのマスにもある「誰も居ない部屋の電気を消す」など、自分の身近なことから省エネに取り組むきっかけになれば嬉しい。
コロナ禍のなか2年ぶりの学童での講座で心配したが、混乱なく講座を進めることができてホッとした。
篠山コープ委員会「準備はOK?安心老後」
この講座では、まだまだ元気な60歳を基準に設定して、現役時代からの変化に上手く対応することで次のステージを安心して過ごすにはどうしたらよいのかを考えます。講座の主人公は受講者の皆さんです。
最初に今後どんな生活をしたいかを思い描いていただきます。この年代の女性は自分のことよりも、家族を優先して生活している方が多いようですが、ここでは「今後、自分がどんなことをして過ごしたいのか」自分と向き合い書き出していただきます。サラサラと書き出す人、なかなか書けない人それぞれですが、この時間が大切です。次にその夢を実行するために、「今の自分を知りましょう」と生活力と経済力のチェックを行います。生活力チェックがよい人でも、経済力チェックでは全然ダメの人が多いようでした。生活費や健康の管理またコミュニケーションなどの生活は妻が、資産運用や納税・保障などの経済は夫がと役割分担されている家庭が多いからのようです。そこで、資産がいくらあるか、どんな保険に入っているかなど整理し、夫婦で共有すればいざというときに慌てなくてすむこと、家事を主婦任せにせず、夫婦で助け合うのが大事だということをお話ししました。安心して生活をしていくには、起こりうるリスクに備えておくことが大切です。
一緒に受講されていたコープの職員さんからも「自分の為の講座のようでした!」と満足の感想をいただきました。
KC箕面コープ委員会「税務署では教えない節税のポイント」
「節税はしたいけれど、なんだか難しそう」と、先ずは思ってしまいます。権利はわかっているけど、どうすればいいのかがよくわからない。そんな心配を少しでも軽くしていただきたいという思いでお話をさせていだきました。
講座では、節税のポイントを事例を交えながら説明していきます。受講生の中に実際に確定申告をした経験のある方がおふたりいらっしゃったので、お話を伺いました。おひとりは投資をされているようで、5年遡って申告ができることを知り、確定申告をしたということでした。もうおひとりは毎年年金の確定申告をしていらっしゃる方でした。「還付金は数万ですか?」と尋ねると、「二桁です」と、即答でかえされました。「権利は知っているけど、邪魔くさいから・・・とか、聞きにいくのが嫌だから・・・とかで何もしないのは、お二人の例からみても、もったいないです。税務署に問い合わせするのはハードルが高いように思われているでしょうが、今はとても親切に説明してくれますよ」とお話すると、毎年年金の確定申告をされている方からも、「以前の税務署は高飛車な感じはあったが、今はとても親切ですよ」追加のアドバイスをいただきました。申告できるものがあれば、今年は是非確定申告をしてほしいとお話ししました。
緑地コープ委員会「終活・相続対策のアレコレ」
前日から、天候が荒れていて講師在住の市では警報が出ていた。会場地域は注意報だったので予定通り講座は開催されたが、雨で足元が悪いこともあり参加者は4人となった。会場がコープのふれあいセンター調理室だったので、1台の調理台を囲む様に座って講座を行った。講座というよりも、参加者と意見を共有する座談会のような雰囲気だった。
相続・相続税については講師がしっかりと説明し、その他の情報は広く浅くとりあげ、受講生それぞれの関心に応じて、自分で調べていただくよう案内した。講座中に参加者から「母が急に亡くなり、口座の暗証番号がわからなくて困った」「義父が余命宣告されたので身の回りの整理をしていた」等の様々な体験談が出てきた。みなさんが「自分ならどうする?」と今後について考えるきっかけとなり、参考になった。また、成年後見制度については学習する機会があったようだが、家族信託は初めて聞かれたようで興味をもたれて質問があった。あっという間の1時間だった。
新光風台コープ委員会での「賢く使おう!ネットとスマホ」
コープ委員会の学習会は65才以上の女性が中心で、ごくたまに若い人も一人二人参加されるという状況が多かったため、今年度のコープ委員会用の「賢く使おう!ネットとスマホ」も高齢女性を対象に最近の内容を盛り込んで作りました。しかし、今回の新光風台の委員会は、ふたを開けるとあらびっくり!若い女性ばかりでした。これならPTA用の「賢く使おう!ネットとスマホ」にすれば良かったとお詫びすることになりました。アンケートは好評で、「佐川急便のフィッシング詐欺に私もあった」などご意見も頂きましたが、もっといい講座となったのに…。反省しきり、いつも最高のパフォーマンスと準備をしていますが、さらに事前打ち合わせをしっかりして講座に臨みたいと思いました。
伊丹市協働事業「もったいない!食べ物を大切に」食品ロス削減啓発講座
2021年2月15日、生活協同組合コープ行基において、「もったいない!食べ物を大切に」の啓発講座を実施しました。これは、伊丹市内の食品ロスを削減するため、市と協働で取り組んでいる「ストップ!!食品ロスいたみ」の活動の一環として実施したものです。
緊急事態宣言が継続する中、コープ行基では感染予防対策が徹底されていました。また、当日は大雨という悪天候にもかかわらず参加者全員が定刻に集まり、このテーマに対する関心の高さをうかがわせました。
食品ロスの現状や問題点を学んだあと、ワークショップ「もったいないをなくそう」を実施したところ、多くの意見、アイデアが出され、参加者みんなで意見を共有しあうことができました。
東大阪市の小学校で金銭教育講座「夢の実現」を行いました
2021年2月24日、東大阪市の小学校で金銭教育講座「夢の実現」を行いました。この講座は、「お金を使うこと」がテーマで、紙芝居を使って進行します。紙芝居に登場する子ども達は、卒業旅行に行こうとしますが、お金が足りません。もっと身近なところで楽しもうとアイデアを出し合います。その結果、地元の商店街のイベントに参加して、お小遣いで欲しいものを手に入れ夢を実現します。そして、自分たちの使ったお金が商店街を盛り上げることにつながったことに気づきます。紙芝居を通じて、お金は、自分のためだけでなく、人のため、社会を良くするためにも使えることを学びます。
紙芝居を見ながら受講生の子ども達にも、ワークシートを使って考えてもらいます。
ワークシートをなかなか書けない子もいますが、自分で考えることで、今まで考えることがなかったお金の使い方について考えるきっかけになったと思います。
子どもたちのアンケートを以下に紹介します。
- 安さをじゅうしするんじゃなくて、その裏でがんばっている人のことを考えて商品をかおうと思った。小さいマークを見のがさずしっかり見つけていこうと思った
- 夢の実現にはお金をいっぱいかけるだけではなく 少ないお金でかなえれることが知れてよかった
- ノート1冊買うとまずしい人たちをたすけることができると初めて知ったのでできるだけそれをかいたいと思いました
- 自分が大好きな町、大切な自然を守るためにしっかり勉強できてよかったです
- 私も、安い物をつい買ってしまうから、多少高くても社会の役に立つようなFSC、グリーンマークがついている商品を買ってみようと思います。あと、地元で買い物してみようと思いました。(商店街とか)知らないマークも探してみたいです
- 地域のためになることなどを知れて自分自身がこれから町にこうけんできるように協力して町おこしや困っている世界の人々の役に立ちたいです
伊丹市公募型協働事業で「消費生活サポーター」養成講座を実施しました
2021年1月14日と25日の両日、伊丹市の公募型協働事業「消費生活サポーター」養成講座を行いました。地域の人々をサポートする人材を養成するのがねらいです。両日とも午前は外部講師のセミナー、午後は内部講師の学習会、それぞれの後にワークショップを挟み、受講生の理解を深める工夫をしました。楽しく学んで頂けました。
伊丹市ホームページでもこの講座について紹介されています
播磨町の全小中学校で出前講座「しっかり学ぼう!ネットと契約」を実施しました
2020年10月から12月にかけて、兵庫県加古郡播磨町で、すべての小学5年生、中学2年生・3年生に「しっかり学ぼう!ネットと契約」の授業を行ないました。
播磨町の担当の方と事前に打ち合わせを行い、学校の意向も加味し、授業内容について検討した上で実施となりました。
小学校の授業では、契約の基本や、ネットのトラブル事例を通して、ネットを使うときの注意点を学びました。2コマまんがやロールプレイで事例紹介をし、最後に〇×クイズで復習しました。子ども達は熱心に授業に参加してくれました。こちらの質問には何人もの手があがり活発なやりとりができ、とても楽しい授業となりました。
中学校の授業は、成年年齢引き下げを見すえ、未成年者契約の取消し、クーリング・オフを説明し、マルチ商法やネットトラブルについて、紙芝居やロールプレイ、〇×クイズなどを入れながら分かりやすく伝えました。アンケートにはしっかり契約の問題点を考えている具体的な質問が10件もあり、講師も回答するために確認勉強することができました。
播磨町ホームページでも「播磨町消費者教育推進事業」としてこの講座について紹介されています。
東大阪の小学校で「プレゼントの値段」コロナ対応で実施しました!
広報紙「もっとネット」NO.16の出前講座件数ベストでも紹介したように、「プレゼントの値段」は2019年度出前講座人気講座NO.6で、昨年は18講座489名に実施しています。プレゼントの金額や使い方などを家計表やユニセフの募金などと比較しながら振り返るグループワークがメインとなる小学校で実施する講座で、コロナ禍では依頼が大幅に減少し、12月9日にやっと2講座目の実施となりました。
依頼先の東大阪市立の小学校ではグループワークは実施していないとのことで、縦一列を1グループと見立てて、教室スタイルで実施することにしました。各自が書いたメモをまとめて発表するなど時間が予定よりかかることになりましたが、講師の方を向いて授業を受けることで集中力が高まり、まとめの「初心者マーク宣言」では発表する生徒も多く、またどれもプログラムのねらい通りの発言があり充実した授業となりました。下記に子ども達のアンケートの一部を紹介します。
- 消費者について、よく分かりました。良い物を買うと、世の中がよくなるとしりました。 世の中が良くなるように、がんばりたいです。
- 私は消費者での役割もあることを知りました。上手なお金の使い方を知れたし、お母さんたちが働いて、私たちの物を買ってくれていることが分かりました。