伊丹市有岡地区民生委員「食品ロス啓発講座」

 2021年10月19日、伊丹市立図書館ことば蔵で、食品ロス啓発講座「もったいない!食べものを大切に」を実施しました。本講座は「ストップ!!食品ロスいたみ」が伊丹市の委託を受けて有岡地区民生委員の方々を対象に行ったもので、36名もの方にご参加をいただきました。
 講座の前半は、食品ロスの現状について、家庭や事業者における食品ロスの実態などクイズを交えながら説明したり、フードバンクの活動や伊丹市のボランティアグループ「食deつながろ」の食品ロス削減に向けての積極的な取り組みを紹介しました。また後半は、「食品ロスを減らすために私たちにできること」を考えるワークショップを行いました。本来は数人のグループを作って意見を出し合う形を取っていましたが、コロナ緊急事態宣言中の企画であったため、グループ討議は行わず全員前を向いて発表することとなりました。最初は発表に躊躇されている様子でしたが、マイクを向けると積極的にご意見やアイディアを発表してくださいました。また、いつもは女性ばかりの講座が多い中、今回は男性の参加者も多く、「このような話は正直他人事だと思っていた」「今まですべて妻任せだったことを反省した」など、男性ならではの意見も聞くことができました。
 皆さん終始メモを取ったり、うなずいたりと熱心に聴講されていました。アンケートでも「買う前に確かめてから必要な物だけを買うようにする」「賞味期限の近いものから買うように心がける」と特に買い物に関して気をつけたいという感想が多く見受けられました。また、「われわれも定期的にフードドライブができたらいいと思う」といった民生委員ならではのご意見もあり、日常生活の中での食品ロスを見直す上で大変勉強になった、とのお声をいただくことができました。

熱心に聴講される参加者の皆様
3色カードを使用してクイズに回答

関西学院大学Moribito主催「自然ふれあい体験教室」に参加しました

 関西学院大学栗田研究会Moribitoの学生の皆様が主催した「自然ふれあい体験教室」に参加させていただきました。
 コロナ感染拡大が心配される中での企画でしたが、感染状況が落ち着いていたため、対面で実施することができました。C・キッズとしても久々にイベント用のグッズを総動員して会場を設営。パネルシアターと、あいた時間にはクイズやすごろくを実施し、来場したみなさんに楽しんでいただきました。やはり参加者の反応をみながら実施できる対面イベントは盛り上がりや楽しさもあり、イベントの楽しさを久々に味わえた1日でした。

教室に入りやすいようのぼりやパネルを活用
パネルシアターを見るだけでなく、途中ダンスも入れて楽しんでもらいました
パネルシアター。でてくるキャラクターの仕組みが気になって、触りにくる参加者も
仕掛けを利用したクイズやすごろくも楽しんでもらいました
イベントの終わりは関西学院大学学生主催のクイズ大会に参加 3つの教室に分かれZoomでつながって競いました

伊丹市の小学校・土曜スクールで「食品ロス」をテーマに講座

 当会とボランティアグループ「食deつながろ」が協働で食品ロス削減に取り組む「ストップ!!食品ロスいたみ」の活動の一環として、11月20日、伊丹市の小学校の土曜スクールで、食品ロスをテーマにした「もったいない!食べ物を大切に」の講座を実施しました。1年生から6年生の15人が参加してくれました。
 小学校でも高学年は既に食品ロスについて学習をしているようですが、この講座を体験して食べ物を食べるということは「命をいただいている」「その命をムダにしてはいけない」ということを知り、食べ物をなぜ大切にしないといけないのかをより深く理解できたようでした。そして、バナナなどが、まだ食べられるのに捨てられた理由を知り「もったいない」という気持ちがたくさん芽生えたと思います。パネルシアターでは、一緒に楽しく元気に踊ったり、登場するキャラクターの動きを見て大はしゃぎしたりと素直に感情を表してくれた子ども達でした。
 また、高校生のボランティア4人が司会や資料の配付回収、工作の補助などを手伝ってくれて大変助かりました。学生さんがこのように係わるシステムがあることは素晴らしいことと感心をしました。
 当日はフードドライブも同時開催し、みんなが持ち寄ってくれたものでコンテナボックスがいっぱいになり,おうちの不要な食品を必要とする人々に届けることができました。

パネルシアター「ぼくたちを捨てないで!」
「ルーツを探そう!あなたはだ~れ?」 ステーキはなにからできているのかな?
「ルーツを探そう!あなたはだ~れ?」 牛、豚、鶏、魚、どの動物かカードで答えてもらいます ★
フードドライブの案内チラシ

11月8日 伊丹市役所でフードドライブを実施しました。

 「ボランティアグループ食deつながろ」と協働で伊丹市の食品ロス削減に取り組む「ストップ!!食品ロスいたみ」の活動も2年目となりました。コロナウィルス流行のため、これまで計画通りの事業を進めることが難しく、計画しても中止を余儀なくされていましたが、感染が収まってきたこともあり、活動を再開しました。
 この日は伊丹市役所でフードドライブを行いました。市の広報紙1面に関連記事が掲載されたため、市民からの食品提供は昨年の倍以上の145kgも集まりました。初めて持参してくださった方が多かったですが、中には毎回必ず持参してくださる常連さんもいらっしゃいます。提供品はコロナで自宅飲みが増えたためか、ビールの箱に景品としてつけられたインスタントラーメン、ルー、サラダ油などが目立ちました。 当会はミニ啓発講座を担当しました。食品工場やスーパーなどから廃棄される食品の写真を見てもらい、食品ロス削減に自分たちでできることを一緒に考えました。

集まった食材・食品とミニ啓発講座の様子

西宮市消費生活出前講座で西宮市義務教育学校に行きました。

 西宮市にある小中一貫校の西宮市義務教育学校より「トライやる・ウィークの活動の1 つとして、生きる力につながる活動を行うため」という目的で出前講座の依頼があり、10月18日に中学校2年生相当の8年生に「プレゼントの値段」と「どんなおやつ食べてるの?」(C・キッズ名称は「おやつ調査隊」)を同時時間帯にそれぞれ別講師が60分授業を実施しました。
 「プレゼントの値段」は、45分授業の内容に「お金で投票」を深く学ぼう!ということで、パワーポイントを使ってSDG‘s・エシカル消費・バイコットとボイコット・消費者市民社会までの話を加えて授業を行いました。少し難しい内容かと思いましたが、しっかり聞いてくれ、アンケートにも「日常的消費で社会的課題の解決に貢献する方法を知った」や「自分が世界のこと、環境のこと、人のこと、地域のことを考えて買うことで良い世界になることがわかった」などと理解してくれた内容が書かれていました。小学校での依頼が多い講座ですが、中学生ではより深い内容を学ぶことができると思いました。
 「おやつ調査隊」は、はじめに菓子・飲物に含まれる砂糖当てクイズで「これらには意外とたくさんの砂糖が入っていること」に気づいてもらいます。その後、自分たちが持ってきたお菓子のパッケージを見ながら表示の見方を学んで、表示は私たち消費者に色々な情報を発信してくれているものなのだと締めくくります。アンケートには「何も知らずに食べているのと、知っていて食べるのでは全然ちがうのだなと思いました。普段何気なく食べているものにも興味・感心をもって楽しく食べていきたいです」「普段食べているお菓子のパッケージのうしろなんて見ないので、勉強になりました。これからは、1目見ようと思いました」などの感想があり、表示の大切さを分かってもらえたようです。

プレゼントの値段
おやつ調査隊

とよなか障害者就業・生活支援センター はたらき続けるための講座で「じょうずな洗濯」を実施

 9月23日にとよなか障害者就業・生活支援センター主催の第39回はたらき続けるための講座で「上手な洗濯」を実施しました。とよなか障害者就業・生活支援センターでは、2011年から講座をさせていただいており、今回で25回目になります。緊急事態宣言下でしたが、参加者16名が距離をとって着席することができる広い会場でしたので安心して講座が行えました。
 まず、洗濯の失敗例を見て表示の大切さを知ってもらい、各自が持ってきた服の表示を見ながら「このマークは何を表していると思いますか?」などとやりとりをしながら進めていきました。中にはとても詳しい方もいて感心しました。ひととおり説明した後は「洗濯マークかるた」でおさらいをしましたが、ちょっと難しい読み札には悩んでいる方もいました。最後に4人の受講生に洗濯物を干すワークに取り組んでもらい、それぞれ干した後に干した人からは工夫した点のコメントを聞いて、見ていた人からの意見をもらいまいた。「Tシャツは首からではなく下からハンガーを入れるように習ったのでいつもやっている」「ズボンは風が通るように干している」などと活発に意見が出てきて、日ごろから自分で洗濯をされている様子もうかがえました。

洗濯マークかるた
洗濯物干しのワーク

豊中市の小学校で「コンビニ食ってどんな食?」を実施

 この講座は当会を代表する講座の1つで20年近くコンスタントに依頼があり、この日は豊中市の小学校6年生2クラスに行いました。
 実際のコンビニ食を写真に撮りカードにしたものを黒板に貼り、仮想コンビニをオープンさせ児童は昼食に食べたいものを選びます。選んだメニューの成分を表で確認し、成分表に書かれている数値を使ってレーダーチャートを書きます。レーダーチャートは栄養成分を見える化することで足りないものや多すぎるものが一目で分かります。何人かの児童に書いたグラフについて発表してもらい、意見を聞きます。食べたいものを選んで書いたグラフはなかなかバランス良くはいきません。そこで、3つのお皿(食べ物の3つの働き)を通してバランスよく食べる大切さや、コツなどを紹介。最後に食べ物の言葉クイズで締めくくります。
 アンケートの感想では多くの児童から「今後の食生活を気をつけたい」「栄養バランスを考えてコンビニ食を買おう」とあり、なかには「何が入っているか書いてあるところを見て、コンビニ食を買おうと思った」と言うのもありました。また教員のアンケートでは「栄養について学ぶのにコンビニメニューから選べるところも興味をもちやすくわかりやすかったです。」とのコメントがありました。

なぜ、バランスの取れた食事が良いのか、食べ物の3つの役割を3つのお皿で説明。 どんな食べ物がどのお皿に入るのかを食品カードを見せ、児童から答えを求める。
バランスよく食べるためのコツの1つ 「いろんな色、いろんな味のものを食べよう」 の説明

くらしの教員セミナーで模擬授業を実施しました

 豊中市の委託事業の一環として、教職員を対象にしたくらしの教員セミナーが開催されました。食料自給率をテーマにした「近くのものからいただきま~す!」の模擬授業を実施しました。
 「近くのものからいただきま~す!」は食料自給率がテーマです。今回は中学生向けの授業の実施でしたが、プログラム自体は内容を掘り下げたり、ワークショップを取り入れたりすることにより、一般向けにも対応できる内容です。2年前に改訂したグッズのお披露目の講座ともなりました。世界のあちらこちらから食べ物が運ばれてくることを示す地図、大阪の特産品に関するクイズなど参加者も知らない内容もあり、興味深く受講して頂けたようです。

クッキーを例に食料自給率のイメージをつかむ
メッセージカードや写真、世界地図で視覚に訴える

神戸こどもエコチャレンジ21倶楽部主催事業の児童館出前エコ教室を実施

 8月25日神戸市の児童館で環境講座「カイタローくんとエコちゃんの夏休み」を実施しました。このプログラムは、講座タイトルのネーミングが良いのか、巨大イグアナのぬいぐるみのイグーや特大絵日記が人気なのか、毎年依頼がある講座です。
 絵日記を見ながら、日常生活について環境に良い行動はどれなのかと、子どもなりに考えて、考えたことを伝える という深い内容の講座になっています。「なぜ、これを選んだの?」と聞くと、なんとなく決めたり、他者のまねをしたり、先に説明してくれた子の言葉で気づきができたり、発見があったリ・・・と、子どもの答えは様々です。思ったことを上手に説明するのは大人でも難しいことですが、考えることが大事で、伝えようと言葉を選ぶその行為が学びにつながると思っています。
 講座では、順番に前に出てきて、「どの行動が環境に良いか」を選んでもらいます。それまで騒がしかった児童も自分の番になると緊張して発表する姿がとても可愛らしかったです。終わってから片づけをしていると、先に講座の終わったクラスの子どもたちが寄ってきて、イグーを触ったり、作成したガイドブックを見せて「ほら!イグーが飛び出すでしょう♪これ僕の宝物」と言ってくれました。最後は、みんなでお見送りをしてくれて「また来てね!」の言葉をもらって児童館を後にしました。

最初にイグ―ダンスを練習します
どの水やりが環境に良いのかな?
捨てられたイグーがこんなに大きくなって登場!!

西宮の育成センターで「どんなおやつ食べてるの?」を実施

 西宮市の学童では、はじめての消費生活関連講座でした。伊丹市学童で出前講座を利用した経験のある指導員の先生が西宮市に移られ、西宮市でも講座を実施したいと消費生活センターの出前講座の中から見つけて依頼してくださったのです。当初の講座日8/18は、大雨警報が発令され中止になってしまいましたが、すぐに「代替え日を設定して実施したい」と連絡をいただき、先生の熱い想いのおかげで講座を実施することができました。
 80名ほどの子どもたちが在籍しているので、講座は2回に分けて実施しました。子どもたちはとても元気で、お菓子や飲み物に入っている砂糖あてクイズでは次々と声が上がり、講師の声がかき消されるくらいでした。後半の〇×クイズは、子どもたちは全身を使って〇、×を出してくれました。空いている広い部屋を使用したので、マスクをしていると声が届きにくく、マイクを借りていればと反省しました。

甘い飲み物の砂糖の量にビックリ!
エネルギーの話に聞き入っています。
最後は〇×クイズで復習