湖南市学童保育所での講座を再開しました!

 コロナウィルス流行前は毎年夏休みに行っていた湖南市の学童保育所での出前講座。流行以降は実施できていませんでした。今年は3年ぶりに無事開催できました。今年度はこれまでも実施していた3学童保育所で6講座と、初めての学童保育所で1講座の合計7講座です。
 私が担当したのは下田学童保育所。3年ぶりの湖南市の風景を楽しみながら学童保育所に到着しました。以前も同じ会場を担当したことがあったので、母校に帰ってきたようにとても懐かしく感じました。この3年間で学童保育所の受け入れ人数も増え新しい教室もできていました。そのおかげで低学年と高学年に分けて、三密を回避しながら講座ができました。子どもたちはアクリル板で仕切られた机で同じ方向を向いて着席。ここでもコロナ感染予防が徹底されていました。「かしこく使おう!ネットとゲーム」の講座を実施しましたが、多くの子どもたちがゲームやスマホを利用しているとのこと。紙芝居やクイズを楽しみながら、ネットやゲームは楽しいけれど注意しないといけないことをしっかり学んでくれたと思います。

「かしこく使おう!ネットとゲーム」講座風景
「Let′sトライ商売!本日開店“たこやき屋さん”」講座風景

多摩消費生活センター・夏休み親子講座をオンラインで実施しました

 東京都多摩消費生活センターからはこれまでも出前講座の依頼をいただき、東京まで出かけていましたが、今年はオンライン講座にトライすることになり、7月27日に小学校低学年向けの「かしこく使おう!ネットとゲーム」、7月28日に高学年向けの「かしこく使おう!ネットとスマホ」を行いました。講師が事務所からリモートで講座を行うのも、Microsoft Teamsを使用するのも初めてのことで、多摩消費生活センターの方には大変お世話になりました。
 講座はパワーポイントを画面共有して行いました。音声入りの電子紙芝居が途中で止まってしまうトラブルもありましたが、クイズでは「手をあげる」ボタンを使って回答してもらったり、ビデオをオンにして発言してもらったり、受講生とのやりとりもできました。みなさん自宅からの視聴でしたが、途中で視聴をやめてしまうことなく、最後まで楽しく受講してくれたようです。講座後のアンケートも「クイズがあってわかりやすかった(3年生)」「ネットでいろいろしてみたいけど、しちゃいけない事もある事が分かりました(2年生)」「子どもの感想には講座時間が長かったと答えていますが、最後まで集中して受けていたので、ちょうど良かったと思います。親からの指摘だと反発しまいがちなことを、今回勉強することができたので、とても良かったです。(保護者)」「参加しながら、うんうんと頷きながら息子と拝聴しました。具体的に1時間までにしようね!や、フォートナイトやLINEの例を出していただきわかりやすかったです(保護者)」など好評でした。
 オンラインであれば、遠隔地であることを気にせず出前講座を行うことができます。また、受講生は自宅で気軽に参加できます。オンラインでも一方通行ではない参加型の講座にするにはどうしたらよいか、まだまだ試行錯誤中ですが、今後も取り組んでいきたいと思います。

プログラムについて説明する講師 黒板風背景画像を使用
反応を見ながら進められるよう顔出しOKの受講生はビデオONをお願いしました

姫路市立姫路高等学校で「しっかり学ぼう!ネットと契約~18歳成人に向けて~」の講座を実施しました

5月30日、パルナソスホールで、姫路高等学校3年生に講座を実施しました。今年4月から成人年齢が引き下げになったことをうけて、成人になりたての若者を取り巻く様々な消費者トラブルについて考えてもらいました。成人になると自分の判断でできることが増えますが、未成年者取り消しが使えないためトラブルも多くなります。「儲け話」や「通信販売」などのトラブル事例を紙芝居やロールプレイで紹介しました。ロールプレイでは、生徒さんがしっかり演じてくれました。
アンケートには、「トラブルの例を聞いていたら、想像以上に身近にあることを知り、気を付けなければいけないと思いました」「18歳になったら自分の行動にも責任がともなうので、しっかり考えていく必要があるなと思いました」など感想をよせてくれました。熱心に受講してくれたと感じました。

ロールプレイ「どうして僕だけお金返してもらえないの?」
ロールプレイ「スマホでサプリを注文したら~通信販売トラブル」

2022アースデイいたみに参加しました

 ストップ!!食品ロスいたみの活動として、2022アースデイいたみに参加しました。コロナ禍で中止となっていたため、多くの関係者が今回の開催を心待ちにしていました。
 今回のテーマはSDGs。目標1「貧困をなくそう」目標2「飢餓をゼロに」目標12「つくる責任つかう責任」の3つの目標を達成するために、私たちのブースではフードドライブと啓発クイズをしました。このイベントで市民から提供を受けた食品17kgは市内の生活に困っている方や子ども食堂の食材に活用されます。また、「私たちは食べ物の命をいただいている」「食べ残しをしない」「すぐに食べるものは期限の近いものから購入する」「買ったものは責任もって食べる」というクイズのメッセージはまさに「つかう責任」に関するものです。多くの市民にクイズを通して、楽しくメッセージを伝えられたかと思います。

4月23日 “イタミ蔵マルシェ” に参加しました!

 4月23日 伊丹市にある白雪ブルワリービレッジ長寿蔵にて、伊丹ミュージアムグランドオープン応援企画 のひとつ、“イタミ蔵マルシェ” に参加し、フードドライブやミニ啓発講座を実施しました。ボランティアグループ「食deつながろ」とともに伊丹市の食品ロス削減に取り組む「ストップ!!食品ロスいたみ」の活動で、今年でもう3年目となります。
 お天気も良く暑いくらいの日差しの中、フードドライブには、初めての方や常連の方から食材が持ち込まれました。中には思い出して家まで食材を取りに帰って持ってきてくださった方もいらっしゃいました。ありがとうございました。
 また声掛けをした子ども達は「あなたはだ~れ?」クイズをとても楽しんでくれ、傍で見守る保護者も楽しそうでした。大人の方へは「どうして捨てられたの?」クイズを行い、「普段あまり気に留めていなかった」「まだ食べられそうなのに、もったいないなあ。」などの感想をいただき、食品ロスについて知ってもらい興味を持ってもらうことにつながりました。

大阪退職者連合東大阪市退職者会学習会にて「高齢者をめぐる消費者トラブル」講座を実施しました

 大阪退職者連合東大阪市退職者会では、数年に1度消費生活センターの相談員の講座を開催されていましたが、本年度は当会が担当させていただきました。
 冒頭の3色のカードを使った三択クイズ「クーリング・オフができないものはどれ?」では、『新聞の訪問販売』『テレビショッピングで買ったマッサージ器』『カニの電話勧誘』で回答は割れました。正解は『テレビショッピング』です。通信販売にクーリング・オフはありません。また、後半のクイズでも「ネット通販で、お試しで1回だけのつもりで買ったサプリが定期購入だった。2回目はいらないのでクーリング・オフできるか?」と再度クーリング・ オフを問う問題を出しましたが、数名間違われている方がいました。クーリング・オフの言葉をご存じの方は多いのですが、通信販売には「クーリング・オフがない」と伝えるとびっくりされる方も多く、2度クイズに出すことで理解を深めていただけたかと思います。どのクイズも回答が割れ、難しく勉強になったというお声もいただきました。
 また講座では、大阪府警がHPで公開している還付金詐欺の実際の勧誘電話の録音やサポート詐欺の警告音も聞いていただきました。消費者トラブルを防止するためには、知ることがとても大切です。様々なトラブルを知って、被害に遭わないように意識して生活していただければと思います。

神戸の児童館でひょうご出前環境教室「Let’s トライ 省エネすごろく」を実施

 コロナ感染拡大の影響を受け一時は開催中止や延期という話も出ましたが、3月18日の当日は31名の児童参加のもと無事開催できました。はじめに「地球環境ハカイダスvsエコ太一家」の紙芝居と写真を見て、地球環境悪化の現状と省エネの必要性を学んでから、楽しくすごろくをして自分たちでもできる省エネを考えてもらいました。子どもたちはみんなとても楽しそうに参加してくれ、講師の私たちもとても楽しく講座ができました。
 アンケートの自由記述欄には「地球が、やばくなっていることをしっかりしれました」「はじめて、人間がいろいろしぜんをつぶしていると、知りました」「ぼくができることはゴミをへらす」「人がいない時に電きをけす」「つかえるのは、すてずにして、ゴミをへらそうと思いました」などの感想が書かれており、しっかり学んでくれたことが伝わってきました。

「地球環境ハカイダスvsエコ太一家」の紙芝居でエコ太一家はどんなことしてたかな?
チームで省エネすごろく

西宮市友の会で「ネットとケータイ・スマホの落とし穴」の講座を開催しました

受講生は70代以上の方々でしたが、スマホ保有者も増え、みなさんLINEなどで写真を送り合ったりしているとのことで、年に一度の勉強会を理事のみなさんで検討した結果、様々ある講座から今年はこのタイトルの講座に決定したそうです。
講座当日、冒頭で「スマホを持っている方?」と聞くと9割の方が手をあげました。しかし「みなさん自分で電話を切れますか?」と聞くと笑いがおこりました。そして、高齢の方がスマホから電話をした際のトラブル事例として、電話をかけると自動音声が流れたが、自動音声が自動的に切れないもので、高齢の方も電話を切る操作をしなかったため、繋がりっぱなしになっていて高額な通話料が発生したと紹介するとみなさん大きくうなずかれていました。
その後、人が撮った写真を勝手にLINEで他人に送ることは著作権の侵害になることやLINEとスマホの電話帳を連携させない方法もお伝えました。また、テレビショッピングなどの通信販売はクーリング・オフがないため返品ルールを確認しましょうと一緒に企業のルールを例に確認したり、詐欺サイト、定期購入のトラブル例を紹介するなど盛りだくさんな内容でしたが、受講生の方々はメモを取る方も多く熱心に参加して下さいました。ロールプレイでは、被り物をして演じて下さった方もおり、会場を盛り上げていただけました。
 受講後には、「代金引換の送り付け商法にあいかけたが、講座でのチェック項目を思い出し、不審を感じて受取拒否をした」とのお声もいただきました。ネットはとても便利なものですが、便利な分、自ら守る知恵が必要になります。 これからも上手に利用していただけたらと思います。
 こちらの講座は西宮市消費生活センターのTwitter(3月31日発信)でも紹介されました。


 

伊丹小土曜スクールで「もったいない!食べ物を捨てないで」講座開催

 ストップ!!食品ロスいたみの啓発講座も今年度4回目になります。
今回は伊丹小学校土曜スクールでの開催でした。
 ご依頼をいただいたのは4月。当時はコロナのワクチンも行き届かず、自粛が求められていた時期であり、児童数の多い伊丹小では配信講座を行いたいとのご提案を受けました。受講生参加型の講座を心掛けている私たちの講座をどうやって配信講座に仕上げるのか?何度もミーティングを重ねてきました。パネルシアターは事前に撮影を行い、オンラインでもやり取りできる回答用のカードを加え、リハーサルを行うなど準備は整いつつありましたが、結局、その時期は感染が収まったため、対面講座を行えることとなりました。配信講座をやってみたかった気持ちもありましたが、直に参加者の顔を見ながら進行できることは何よりもうれしいことだと感じました。
 当日、参加してくださった親子さんからは後日、「子どもが楽しかったといって、今でも歌って踊っています!」との感想もいただきました。
 今回は日の目を見なかった配信講座ですが、今後、どこかで生かされる日もあるのではないか、と期待しています。

「ルーツを探そう!あなたはだ~れ?」加工食品を見て、その原料である動物を当てました。
「どうして捨てられたの?クイズ」廃棄される食品の写真を見ながら、どうして捨てられたのかを考えました。

伊丹市委託事業「消費生活サポーターフォローアップ講座」を実施しました

 2020年度の消費生活サポーター養成講座修了生を対象に2021年7月15日と12月15日にサポーターフォローアップ講座を実施しました。12月15日は、広く市民の方にも参加していただくオープン講座としました。
 7月15日午前は、スキルアップ講座として伊丹市の地域福祉推進担当兼生活支援コーディネーターを講師に迎え、「市民目線の見守り活動」について紹介していただきました。次に行った「楽しい消費生活講座」では、『どこがいけないの?それって法律違反?』と題して、「ネットトラブル」「訪問購入」「不当勧誘」のロールプレイを行いました。それぞれの問題点を考え、特定商取引法や消費者契約法など身近な法律を学んでいただきました。
 午後からの「啓発の手法を学ぼう!」では、まずクイズや替え歌、スゴロクなどを使用したミニ講座を2本と紙芝居を紹介しました。その後、ミニ講座を参考にして、オリジナル教材作りに挑戦していただきました。

★ミニ講座「相談しよう!ひとりじゃない」の講座風景★
 この講座では川柳、替え歌、手遊び、事例紹介などを紹介
★ミニ講座「悪質業者にまけんぞう!スゴロク」の講座風景★
 この講座では、スゴロク、うちわ、○×クイズ、替え歌を紹介

 教材作りは、コロナ感染が拡大したためグループワークが難しくなり、個人で行うことになりました。アンケートでも、「教材作りはみんなでやりたかった」とのコメントがありましたが、それでも「替え歌」や「クイズ」などオリジナル教材の力作ができあがりました。

★自作の教材を紹介する消費生活サポーター★
 教材作りで「替え歌」を作成
★自作の教材を紹介する消費生活サポーター★
 教材作りで「○×クイズ」を作成

 2回目は12月15日に「よくばり講座」と銘打ち3講座を行いました。

1つ目の講座
★当会のメンバーによる「グリーンコンシューマーになろう」★
SDGsやグリーンコンシューマー10原則から、環境を大切にする消費者になるための工夫を学びました。

2つ目の講座
★ひょうご消費者ネットの元理事長、山﨑弁護士による「適格消費者団体ってな~に?」熱弁する山﨑弁護士
「消費者被害を減らすには2つしか方法がない。1つは『電話勧誘や訪問勧誘を取りしまることを法制化する』もう1つは『見守りネットワーク』この2つをしっかりやれば必ず消費者被害は減る」と熱く語られました。専門家集団が泣き寝入り防止活動をボランティアで行っていることを知り、講座後に「是非!ひょうご消費者ネットを応援したいので寄付をしたい」と申し出る方も居られました。
3つ目の講座
★当会メンバーによる「しっかり読み取る食品表示」★
加工食品のパッケージを見ながら食品表示のルールなどを学びました。

 最後に7月15日にサポーターの皆さんが作成した教材の「替え歌」や「クイズ」を3名のサポーターが受講生の前で発表してくださいました。そして、会場の皆さんもクイズに答えたり、一緒に歌ったりして消費生活サポーターフォローアップ講座を楽しく締めくくることができました。